・ライターさんやエンジニアさんデザイナーさん、同業他職種の人と コミュニケーションにすれ違いが起こる
・全くもって言ってることがよくわからない
・自分の言ってることが少しも伝わらない
・ディレクションがスムーズになること
・人脈が広がりやすくなること
・営業力やSNSでの発信力がつくこと
・アパレル販売経験5年で店長・SV経験あり
・詐欺師100人との戦歴有り
目次
質問力

1番と言っていいほど重要となる質問力。
これ、皆さん全然できていません。
アパレル販売での店頭接客でも今はできてる人はそうそういません。
- 自分が話したいことを話す
- 勧めたい商品を勧める
全員とは言えませんが、モノが売りづらいご時世すからよりそうなるのでしょう。
Webディレクションでも、1人で仕事をしているわけではありませんから、自分の意見が絶対通るなんてことも簡単ではないです。
目的はプロジェクトを達成するためですよね?
質問力は自分の仕事をスムーズに勧めるためのツールとして捉え、今一度基礎の基礎とも言える質問力について見直してみましょう。
深掘りする
1つの話題や課題に対してどれだけ深掘りできるかは解決にはとても重要ですね。
同じWeb系仲間のJinくんとMiharuちゃんがロープレ研修で”初対面という体で好きな食べ物についての話”をしているのでちょっと覗いてみましょう!

好きな食べ物はなんですか?
りんごです♪


果物がお好きなんですね?他にも果物はありますがなぜりんごなんでしょう?
甘酸っぱいものが好きなんですよ!


そうなんですね!僕もりんごジュースはよく飲みますが、色々な食べ方ありますよね?
そうですね!私はスウィーツが好きでよく食べるんですが、りんごタルトは1番の大好物です☆


さすが女子♪僕は健康のために毎朝りんごジュース1本飲んでますけどタルトは甘いからちょっとなぁ・・・嫌いじゃないんですけど、デブ活になりそうじゃないですか?
ううん♪そんなことないですよ!確かに市販のだと糖分もどっぷりですから懸念されますけど、私は自分で調理してますし、ダイエットにもなるりんごの食べ方を研究しているので、ヘルシーで満腹度の高い調理法で食べてます!


うおぉ~!お見それしました!
かなりシンプルなやりとりでしたが、改めてみてみるとJinくんの深掘り方は良いですね!
女子は共感能力の高い生き物という性質を利用して深掘りしています。
このやりとりでのJinくんのポイントとメリットはこちらです!
〜ポイント〜
・なぜりんごか?
・りんごジュースを飲むという自己開示から他の食べ方を聞く
・健康について聞く〜Jinくんが得られた情報 〜
・Miharuちゃんが大のりんご好きだということ
・必ずしもりんごタルトが健康の妨げにはならないということ
〜Jinくんがこれから得られること 〜
・Miharuちゃんとりんご狩りに行ったり、一緒に料理ができる
・Web系仲間として親睦を深めることができ、良いディレクションができる
関連する質問をする
時に関連する質問をすることも重要になります。
同じりんごの話でも、深掘りした時とは別の着地点になったりします。
得られる情報も変わってくるので、2人の会話を聞いてみましょう!

好きな食べ物はなんですか?
りんごです。


果物がお好きなんですね?他にも果物はありますがなぜりんごなんでしょう?
甘酸っぱいものが好きなんですよ!


そうなんですね!りんごと言えば名産地は青森ですが、僕は前に青森にりんご狩りに行ったことがあるんですけどMiharuさんはりんご狩り行きますか?
もちろんよく行きますよ!私は今東京に住んでますけど、出身が青森ですから実家に帰れば絶対両親と運動がてら行きますね笑


なんと青森の方だったんですね!確かにりんご狩りは運動にもなる!健康にいいですしね♪鍛えるのが趣味なんでジム行ってますし!
おぉ!いいですね!私はジムじゃないんですけどヨガやってます!しかも家でもできるので、ヨガ後のご褒美にりんご料理作ってパクパクしてます笑


ヨガもいいなぁ♪ヨガ後のりんご料理はさぞかし美味しいことでしょうね☆
このように深掘りとは違った結末になり、得られる情報も変わってきます。
特に情報の種類が深掘りした時と比べて多いのです。
このやりとりでのJinくんのポイントとメリットははこちらです!
〜ポイント〜
・名産地に着目してりんご狩りの話題を出した
・運動という言葉に着目してジムの話題をした
〜Jinくんが得られた情報〜
・Miharuちゃんの出身地を知れた
・ヨガ好きということも知れた
〜Jinくんがこれから得られること 〜
・Miharuちゃんと一緒にトレーニングに行ける
・トレーニングをすることで頭の回転が早くなり、アイデアが出やすくなる
・上記のことからディレクションにも活かせる
傾聴力

単純に人の話を聞く力のことですが、傾聴には2種類あるんですよね。
- 聞く
- 聴く
おなじ「きく」でも意味がことなるわけです。
後者の「聴く」は相手の意図を汲み取ることでして、今回はコミュニケーションの基礎なので割愛します。
前者の「聞く」に焦点を当てて行きます。
「あ、この人ちゃんと話聞いてくれてるな♪」と思われるようにするということです。
共感する
JinくんがMiharuちゃんの仕事の悩みを聞いてあげていますね。
デリケートな話かも知れませんが、ちょっと聞いてみましょう。

あれ?どうしたの?つたない顔して。
ちょっと聞いてよ・・・こないだクライアントさんに指定された納期守れなくて、会社の信頼落としちゃったの。それで上司に怒られちゃって・・・泣


まじか・・・それでなんて言われたの上司には?
「スクリプトすらまともにできないのか!一体何をやってたんだお前は!しかも途中までやったやつも間違えてるし、いきなりこれじゃダメだ。今回はプロジェクトから外れてもらう。勉強しなおしだ、もう1度コーディングの基礎からな。」だって!


だからと言ってそんな言い方ないよな・・・
本当そうよね!確かに間に合わなかったのは悪いしそれが1番信頼を落とすことになるのはわかるけど。


いやいや、MIharuは頑張ってたし、徹夜でコード書きまくってたジャンか。初めてのプロジェクトで緊張してたかも知れないけど、携わりたいプロジェクトだって言ってたし、それに入れただけでもすごいって!
ありがとう。でも上司には合わせる顔がないな・・・


まだデザイナーになって3ヶ月だしさ、最初からうまく行く人の方がおかしいよ。期待しないやつには本当に何も言わないっていうじゃん?きっと上司もMiharuに伸びて欲しいからああ言ったんだと思う。
そうかな?


そうだよ!これから自分がどうするのかを精一杯伝えたら?
うん!ありがとう!ちょっと元気でた!


よかった!じゃあとりあえずご飯行こう!で、一緒に考えよう♪
え?一緒に考えてくれるの?嬉しい☆

さすがイケメン優男Jinくんですね♪
僕には到底できませんが、女子は共感力の高い生き物だという性質を利用してJinくんは見事に共感しています。
〜ポイント〜
・あーしたほうがいい、こーしたほうがいいと”アドバイス”を少しもしていない
・あれが悪かったこれが悪かったと少しも否定していない
・それはそうだよね、そうだよ。とひたすら”同調”している・解決策を”一緒に”考えようと提案した
仕草を意識する
会話をする時に無表情でロボットのように対応するのもおかしい話です。
- 声のトーン
- 話し方
- 話すスピード
これらも重要なのですが、共感の部分でJinくんが取っていた仕草も実は最も人が意識していない部分となり、料理で言う隠し味的なものとなりますので話を聞いてる時のあなたの仕草を意識してみてはどうでしょう?
Jinくんが取っていた(であろう)仕草
- 身振り手振り
- うなずく
- 手を顎に当てて一緒に悩む
- 表情を相手に合わせる(今回の場合、眉を潜めるなど)
- 首を傾げる
この頻度やパターンの多さによって実は相手が「あ、わかってくれてる!話聞いてくれてる!」となりやすいので、ぜひディレクションや日常に取り入れてみてください。
提案力

コミュニケーションの要となり、最も難しい提案する力。
これは誰もが課題としていることですよね・・・
僕もアパレル販売員時代、「お前は話聞いて終わりかよ。」「ホストじゃねーんだよ。」「ここは服屋なんだから話すだけじゃ意味ねーから店のもの提案しろ!」と散々言われてました泣
ただそんな僕でも店予算、個人予算を100%超えることができたのもこのスパルタ上司のおかげだったので、販売員時代に培ってきた基礎基盤をお伝えします。
ディレクションのみならず、営業、恋愛、日常生活でも使えますし、既に皆さんやってることでもありますが、改めて意識して自分の提案力と向き合うことで何かの気づきになったら幸いです!
選択肢を広げてあげる
JinくんがWeb系の転職について悩んでいますが、そもそもどんな職種があるのか、自分が何に向いてるのかわかっていないようだったので話を聞いてみました。
しっかりWeb系の道を進ませてあげたいと思います!

Ruiさん!助けてください~汗Web系に行きたくてググってたらどういう業界なのかはなんとなくわかったんですけど職種ありすぎません?どうしたらいいんですかね?泣
確かに。その気持ちはわかる。オレもよくわかっとらん。ただこれだけは言える。Web業界には、どの企業にもどんなことをするのにもライター、プログラマー、Webデザイナーがいる。まずはこれだけ抑えておいたらどう?


なるほど・・・ちょっと見えてきました!で、なにをする人なんですかその人たちは?
ライターは、企業のメディアの記事をコンセプトやターゲットに合わせて執筆する仕事だよ!文字単価制でやってるフリーのライターさんもいるし、副業でよく取り上げられてるよ♪ブロガーなんてのもそうだよね。
プログラマーは、margin: 40px;や、width:auto;、などのコードを書いて、プログラムを開発したり設計したりする人のことだね。HTMLは割と聞いたことある人も多いけど、まさに今あげたのがHTML。
Webデザイナーは、Photoshop、イラストレーターを使って画像編集やイラストを作成する他、UI設計と呼ばれるWebサイトやアプリを形にするために必要な設計図を書く人。


なんか難しそうだしどれも向いてないかなぁ。
いや、そんなことはないんじゃないかな?Jinくんは歌とギターやってるからタイピングは普通にできてる。しかも自分で作詞もしてるから、ライターはできるよね?ギター関係の記事書けるんじゃない?確かにテクニックは必要だけど、それは後からついてくるし、とりあえずブログ立ち上げて書いてみたら?書くだけなら今からでもできるよ!


おぉ~!!確かに!HTMLとかUIとかはよくわからなかったですけど、ライターなら今趣味でやってる歌とギターを生かせそうです!イメージが湧きました!ありがとうございます☆
いやいや♪とんでもない♪

〜ポイント〜
・3つ職種を紹介した
・Jinくんの特徴を捉えてできそうな職種を1つに絞ってあげる
広げすぎてもパニックになるだけなので、3つくらいにしておきましょう。
それに心理学的に3つが1番選びやすいです。
そして何より相手の特徴を捉えて1つに絞ってあげることです。
広げて紹介しっぱなしだと結局どうしたらいいのかまではわからないですから汗
絞ってあげたことで最後はしっかりとイメージもついてやる気が出たようです。
たとえて伝える

ブログ立ち上げたはいいけど、しかしライターって言っても色々あるんですね!
まぁねぇ、SEOライターとかテクニカルライターとかシナリオライターとか色々とね。


その中でもどんな書き方をすればいいのか・・・
どんな書き方ってよりも、自分がやってる作詞と同じようにすりゃいいんだよ♪詞は、たとえば恋愛ものだったらカップルの関係とかそれぞれの気持ちを乗せてストーリーとして書いたりするじゃん?もしギター選びに悩んでる人に対してオススメのギターの記事を書くとしたら、JInくんがフェンダーを初めて買った時、どういう気持ちだったのか、決めてはなんだったのかをストーリーにして作詞みたいに書けばいいんじゃない?


わかりやすい!確かにそれなら書けそうです!
Jinくんは、歌とギターをやってますが、ライターに大きく関連性がありますし、ライティングに必要な素質はすでに兼ね備えてます。
この素質を伸ばすためにたとえて話してあげるとよりイメージが定着しますし、Jinくんの記事執筆がはかどります♪
押し付けがましくしない
人は自分で選択をしたい、自分で選択したんだという性質と欲求があります。
人は、絶対こう!お前はこうするんだ!と直接的なことを言われると、萎縮してしまったり、うるせー!となったりします。
特に今回はJinくんの職業選択、大きく言えば”人生”に関わることだったので、より押し付けがましいのは厳禁ですよね。
人を変えることはできませんが、諭すことならできます。
ポイントは、聞いてきたきた時だけ答えるということですね。
そうすると、「自分の話聞いてくれたしアドバイスももらえた!」となりやすくなります。
本人は何も言わなくても「押し付けがましい人だな・・・」と思われてるかも知れません。←(お前が1番気を付けろ。
まとめ
- 深掘りする
- 関連する質問をする
- 共感する
- 仕草を意識する
- 提案力
- 選択肢を広げてあげる
- たとえて伝える
- 押し付けがましくしない
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今の時代、本当に色々な人がいます。
Web業界の中でも多種多様性がすごいので、全ての人と円滑なコミュニケーションは取れないかも知れません。
しかし、あなたが本当に大事だと思う人とはしっかりと関係を築いていきたいですよね!
同じプロジェクトの人や会社の上司・部下・同僚・同志。
人間関係の悩みがウエイトをしめてますが、この記事を見てもう一度しっかりと胸に手を当てて、自身と向き合い、良いディレクションをしていい人脈を築いていただけたらと思います。
今回のような悩みも、slackにて展開中のWebクリエイターコミュニティ:うえぶやでは、現役の経験豊富なレジェンドクリエイター様たちがしっかりと相談に乗ってくれます!
また、レジェンドクリエイターの方も、横のつながりを持った未経験の方に教えたり、自らの経験をシェアすることによって未経験クリエイターの向上心やスキルを上げることにつながり、Web業界が強化されるのでご興味あればぜひこちらの詳細をご覧いただき、問い合わせ・コメント・各SNSのDMにてコミュニティの相談と参加希望のうまをお伝えいただければと思います!

この記事へのコメントはありません。